メソッド屋のブログ

米マイクロソフト DevOps エバンジェリスト 牛尾の日記です。ソフトウェア開発の上手なやり方を追求するのがライフワーク。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

Agile2011(Salt Lake City)で講演することになりました

アジャイルの総本山Agile Allianceで毎年行われているAgile Alliance 2011 :: Homeというのがありますが、今年は原田さん、ミルズさん、平鍋さんに勇気をもらって、応募してみました。


900以上の応募があったためとても競争率が高かったですが、正式にアライアンスから私のセッションが講演の演目に加えられた事が本日通知されました。


今回の講演内容は私がもう2006年に開発して、ずっと驚異的な効果を上げている自慢の技術「オブジェクトゲーム」です。


演目はこれです
http://submit2011.agilealliance.org/node/9964



今回の講演でこの内容を選んだ理由は海外のカンファレンスですので「海外の人にとってどんなことが有効な内容か?」という事を考慮しました。ぽっと思いつきや2〜3回実施した内容ではなく、2006年から何回も死ぬほどやってノウハウがたまりきっている内容、そして強烈な効果、そして「日本発」という観点からコレにきめました。


 アジャイル開発は、本当に「変化を抱擁する」ためのメカニズムとしては、プロセス(仕事の進め方)の面と技術の面があります。変化への強さを実現する「テスト駆動開発」や「リファクタリング」そして、それを利用した「継続的インテグレーション」「共同所有」という考え方もオブジェクト指向で考える」力がメンバーにないと実現できないのです。しかし、現場にはなかなかそれが出来る人がいない

 
 だから、私は2003年にオブジェクト脳の作り方というレクチャー技術を考えて、オブジェクト指向で考える事ができる技術者育成のスピードアップをめざし、2006年のオブジェクトゲームでは、それを


コーディング」することなく


わずか4時間で


オブジェクト指向がわかった!、だから変化に強いのか!」


というところまで理解


した上で、さらに


オブジェクト指向アプリケーションの典型的なアーキテクチャ



までを新人から、COBOL技術者の方、経営者さん(社長さんにもやったことあり)様まで理解してもらえるというテクニックを考えて実践してきました。


 残念ながら書籍化しようとしましたが、どうしても書面では伝わらないので苦しいところですが、実際にセッションをやると大変効果的で、アジャイル開発のスタートアップ、一般的な新人教育や、中堅教育(COBOL技術者転換等)、上級アーキテクチャ教育なんかでも自分で言うのもなんですが私の必殺技として効果をあげてきました。ユーザ企業のお客様からも、「牛尾さんでないとわからん」とまで言っていただいた事もありました。



 このオブジェクトゲームを講師の人にやり方等をレクチャーすると、自分以外の人でも効果が出る事も目の当たりにしてきました。しかし、最近こういう事も聞くのです。


 「インターネットで知って、オブジェクトゲームをやってみたけど、全然効果が出なかった。」という人に出逢うようになったのです。必殺技ですので、普通にやれば効果が出るはずですが、私の周りの講師の人にレクチャーをすると十分効果がでていました。私がやると慣れているだけにさらに強力な結果が出ます。この違いは一体なんでしょう?


 当日のセッションでは、オブジェクトゲームの紹介と体験だけではなく、効果を生む「小さな違い」について講演してきたいと思います。このとてもシンプルな技術が広がると、日本で、いや世界でもっと、もっとアジャイル開発や、エンジニアリングの技術が広がりやすく、簡単になるんだと思うのです。そしたら、新人から、汎用機の技術者、マネージャさんとか、もっともっと多くの人が自分の技術に自信がもてて、もっと勉強する気になれて、そして得をしてもらえるはずです。


世の中にもっと広がって、もっと多くの人に勇気を与える事ができたらいいな。