メソッド屋のブログ

米マイクロソフト Software Development Engineer 牛尾の日記です。ソフトウェア開発の上手なやり方を追求するのがライフワーク。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

Agile2011への道

今日はチームビルディングカンファレンスに行ってきた。http://kokucheese.com/event/index/6842/


私が個人的にファンのManage Itを書いたあの人が来るので何をさておいても行ってきた。


その報告は資料がアップしてから書きたいです。早く書きたいな。とてもイイイベントでした。しかし、凄い1週間やったなぁ。


さてさて、今日から気が向いたらたま〜に書こうと思うのが、Agile2011への道です。


できればサブミッションを通して安く行きたいと思いますが、最大の難関はなんといっても「英語」です。実は英語は、2002年に書籍「絶対英語は勉強するな」方式で毎日2時間勉強していて、TOIECも多少あがって、簡単な会話なら適当でよければできるところまで行ったのですが、喉を壊してしまい、その後今まで喉が固まってしまったので英語が勉強できなくなりました。私はバンドのヴォーカリストで当時ヴォイストレーニングもいっていましたが、喉が壊れて固まり、まったく喉がコントロールできなくなりました。大好きな歌も、英語も出来なくなって本当に悲しかったですが、喉がこわれしまい、当時は弱度の痙攣性発生障害とも診断されて、今に至ります。


しかし、最近素晴らしい技術書が日本語で出版されないこともあり、コンサルタントとしてやっていくには、英語は必須と言える状態になってきました。原田さんも、ミルズさんも、平鍋さんもみんなAgile2011に誘ってくれた。しかも、あの想い出のソルトレーク。今年は匠としても海外とも仕事をすることを考えていましたので、仕事上も英語は必須になってきました。


 もうやるしか無い。死んだ気でやる。1年で成果出したるわい!


 最近趣味ですがヴォーカルの方でも素晴らしい成果がありました。長年喉をなんとかするために様々なメソッドを学んできました。すると、最近は、喉の凝りをとりリラックスさせるメソッドがあるじゃないですか?


 余談ですが、歌も、喉(実際は舌根)が固まっていると上手く演奏できません。練習しなくてもうたがうまい人は、舌根がやらかい人だそうです。舌根が堅い人は必死に練習しても、舌根のやわらかい人ほど、努力が演奏に結びつかないそうです。私は生まれつき声を堅くだす傾向にありますし、2002年の英語の練習で喉を壊して、もっと、舌根がかちかちになっていました。歌のためにも、英語を再開するにも、舌根をやわらかくし、喉をリラックスした状態でやわらかい発声ができることは私にとって必須の事だったのです。


 私が弱度の痙攣性発声障害とまで診断されるほど、喉がおかしくなった理由も最近わかってきました(自分の感覚で)それは次のロジックです。

  1. もともと、舌根が堅く、堅い発声をしていた。
  2. 当時ヴォイストレーニングに行っていて声が面白いほどでていたので、何時間もカラオケに行ったり、キーの高い歌をムリに喉を締め上げて歌っていた。それにより、さらに喉が堅くなった
  3. 英語を1日2時間シャドーイングしていた。その発音も堅い発音で、喉を堅く締め付けて発声していたため、より喉が堅くなっていった
  4. 喉が堅くなったので、平常のしゃべりの発声も堅くなり、堅い喉なので、力を入れて発声をせざるを得ず、無理に発声するからさらに喉が堅くなる、、、、


 というループをたどっていたと思います。そして、喉が破綻しました。破綻したあとは、昔何時間カラオケやバンドで歌ってもなんともなかった
喉が、30分話をするだけで、ガラガラになってしまうようなありさまが2009年まで続きました。辛かったなぁ、、、。当時の妻が、私の発声のつまりを指摘してくれて、上記の研究をして、やっとだんだんやらかい発声ができるようになりました。


 そのキーポイントは下記の通り

  • 舌のストレッチを地道にやる
  • 普段の発声からやわらかい発声にする練習をする
  • 無理なキーの歌は歌わない
  • 舌、のど、おなかに力がはいっていないか常時確認する(すると喉がしまらない)


 こんな確認は、ヴォーカルをやっている人か、私のように喉がむっちゃ固まった以外は必要ありませんが、私がとても参考になった書籍をかいておきます。


舌根をやわらかくすると歌がうまくなる (CD付き)

舌根をやわらかくすると歌がうまくなる (CD付き)


 さて、なんで、Agile2011への道、英語の話でこんな「声」の話をしているかというと、関係があるからです。私はこの日記のタイトルで言っているとおり、メソッド屋」だと思っています。私は昔から何をやっても、同じ努力をしたら人に負けるという性質がありました。勉強もスポーツもそんな感じです。つまり生身の「牛尾剛」という人はとても性能が悪いのです。


 だから、昔は何をやっても人に劣る感じで人3倍ぐらいやると、やっとこさ人並みになるという感じでした。そんな自分は昔は嫌でしたが、そのおかげで、「やり方」を工夫したり考えたりする癖、努力する癖がつきました。これは自分にとっての財産かもしれません。また「出来ない人の気持ちがわかる」ということもあります。なぜなら私が出来ない人なんですから。だから、「やり方」つまり「メソッド」を勉強したり、編み出したりすることで他の人と同じように出来てきたのです。

 
 そんな私ですから、2002年の時も、今もそうですが、英語を勉強するにも色々話を聞いたり調べたり、自分が2002年頃にやっていた経験や研究の結果から、まず「メソッド」をどうするかを考えました。私は今、英語の能力は超ショボイですが、これを外のブログに恥を忘れて、書いてみる事にしました。今はショボイですが、Agile2011までにどこまでがんばれるか、そんなことを書いてみたいと思います。(上手く行っても失敗しても)


 私が思う、英語を身につけるために必要な順番と大まかなポイントは下記の感じと思っています。

  1. 英語の音が聞こえるように、発音を徹底的に練習しきる(最低1〜2ヶ月程度) 喉を締める癖はつけないように!
  2. 英語は日本語訳は決してせず、英語は英語のまま理解する、英英辞書を使う
  3. 1.が出来た後に、多読多聴を行う
  4. イディオムや、文法を勉強する場合は、英語の書籍を使う
  5. 会話の反射神経を身につけたかったら、シャドーイングが有効(ただし、1終了後に実施)


 まず、最初に重要なのは、英語を英語の音声として認識できることです。通常英語の音声は日本人には雑音に聞こえる音があります。だから、その日本人が聞き取れない音域を「認識」できるようになる必要があります。正確な発音を練習すると、その個別の音が「聞き取れる」ようになるので、英語を聞けるようになるためには、ノンネイティブの場合は、正確な発音を練習するのが手っ取り早いようです。


 そんなん難しそうですが、実はそんなに大変でもありません。私は2002年にもお世話になったUDA式30音トレーニングの書籍やDVDを活用しています。特にDVDはわかりやすいです。すると、個別の子音、個別の母音毎に発音しているのが聞けて、ちょっと練習したらできるようになってきます。実は昔は英語は絶対勉強するなの方式で勉強しているときでも、「英語の発音は学校で習っているから、ちゃんとネイティブみたいに発音できるように練習する」というのがでてきます。きっと韓国ではそうなんでしょうけど、日本では習いませんから、こういう教材で勉強する必要がありそうです。ですので2002年の時も実際にこれで練習していました。(今から思うと詰めが甘かったですが、、、)それでも、ネイティブに発音で何いってんの?とかあまり聞かれませんでしたので、ちょっとはましだったのでしょう。


英語発音UDA式30音でマスターする英会話


しかし、今回は喉をこわさないように、常に舌根や、おなかに力をいれず、やわらかい発音をする必要があります。また壊れますから。



 私は現在は、子音はまぁまぁ出来ているけど、母音は特に狭い音が甘い状態です。


 カタカナ発音でも良いのではと言われますが、私は、イントネーション含めて、発音は徹底的にやるべきと思います。例えば、Catと発音しているのを聞くと、Catと言ってるなぁ、、、と聞き取れていると思い込んでいる状態(つまり、音声的にはCatと聞き取れていないけど、想像で多分Catだと認識している状態)が普通の日本語ノンネイティブの聞けている状態で、その状態だと、その単語を知らん限りは聞き取りができません。日本語だと、知らない単語でも、意味はわからなくても聞き取りはできるはずです。


 英語だって同じで C - a - t がそれぞれ聞き取れている状態が本当に聞き取れている状態です。この状態にならないと、本を読んでも、音を聞いても、シャドーイングしても、本当はそうじゃない発音の練習を繰り返すことになるので、ネイティブよりも、聞き取りに対する労力が非常におおきくなります(多分こういってるんちゃうか?と想像しないといけないから)



 だから、まず、この「それぞれの音をちゃんと認識できる」ことが必要です。最初の一歩は、個別の音が発音できるようになること。そして、その後、単語レベルでも、ちゃんと個別の音を認識できること、、、そしてその次は文でも同じレベルで認識できること。


 英語は絶対勉強するな!という本でも基本的な考えは「まず聞き取りができること→英語の音声で発音ができること」という流れでした。最近はこの本からさらに進んだ勉強をみんなしている様子です。私は見た目は怪しいのですが、TOEIC920点取った医師が教える英語学習という教材も買ってみると、私の考えをずっと越えたいいことがかいてありました。英語勉強法:医師が教える正しい英語勉強法ので、この教材等も参考にしながら、まずとにかく発音を練習して、長めの分もちゃんとした発音でできるところまで、2ヶ月ぐらいを目処にがんばってみたいと思います。

 
現在の進捗は、1月から初めて、子音はまぁまぁできるようになり、母音で、あごを下げない音の判別が甘い状態です。母音の共鳴音がまだへたくそです。また、UDA式の30音以外の音がわからないので、補足で下記の本を買ってみました。これは30音以外ものっています。そして、今は単語をとにかく発音できるようにがんばっているといったところです。まぁ、これは私の仮定なので、本当に上手く行くかは、私が人体実験しますので、楽しみにしてみてください(笑)


DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

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さて、そんなこんなで始まった、Agile2011ソルトレイクへの道。継続して英語をしながら、サブミッションのネタを登録しないといけませんね。いくつかネタはありますが、ライバルが強力なので、ネイティブのみんながみたいことをやってみたいと思います。サブミッションに通ると、ホテル代とか、カンファレンス参加費が大幅カットできるらしいです。日本の仲間と大和魂と見せつけたいところです!


http://agile2011.agilealliance.org/



さて、今からも英語練習します!