Business RIAカンファレンスで講演してきました
http://classmethod.jp/seminar/business-ria-conference/で講演してきました。アドビさん、クラスメソッドさん主催のイベントで、ユーザ企業様向けのイベントでした。
他の方々の事例はアドビの轟さんの(@keisuke322) RIAツールのご紹介、MONEX様のRIA事例(実はアジャイル開発でもある!)そして、クラスメソッドの嵩原(@take3000) 最後に要求開発+アジャイルの私に話しをしてくれ〜と言われました。
何を話そうか悩んだのですが、今回は要求開発やアジャイルUXの手法というのはとっても役に立ちそうだけど、頭から最後まで具体的なものが見れないということで、iPhoneアプリを発想して、ビジネスモデルを考えるところから、要求開発+UXして、最後に本当にアプリをつくる、、、(つくったのはちょっとなので、ペーパープロトまでがいいかなぁ)という感じです。私のテーマは、「なまなましさ」理屈よりも具体的なものをユーザ企業の人にみてもらって、「ああ、うちでも出来るかも!」と思ってもらおうというのがゴールでした。
内容は発想をする準備〜要求開発、CSPOで習ったやり方、UXのやり方(ペーパープロト等)を組み合わせて具体的なパターンを1とおり流してみましたという感じです。
使ったテクニックのヒントは次の通り
・要求開発アライアンス Requirement Development Alliance : 要求開発アライアンス
・匠メソッド
・CSPOで習ったテクニック(OnePageProposal, 利用者ロール、プラグマティックペルソナ、ユーザストーリマッピング等)
- 作者: 嶋浩一郎
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/02/25
- メディア: 新書
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発想法の本はいろいろ読みましたが、一番気に入っています。発想法はフレームワークや、ロジカル系のモノもありますが、そちらはゼロからの発想というよりも整理とか、種がある状態での発想だと思います。この本のアプローチは単純ですが本質をついています。
自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法―“企画の魔眼”を手に入れよう
- 作者: 米光一成
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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上記の本と同種の本ですが、これも素晴らしい。
ペーパープロトタイピング 最適なユーザインタフェースを効率よくデザインする
- 作者: Carolyn Snyder,黒須正明
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
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ペーパープロトタイピングの本。アマゾンで星が少ないが、低くつけている人はこの本の価値がわからないのでは?私は必読本だと思います。
ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック
- 作者: 樽本徹也
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 単行本
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樽本さんの本。UX系で一番実践的で、具体的で、わかりやすく本質をついています。UX系で一番好きな本です。
最初のアドビの轟さんの講演はいきなりスライドの美しさにノックアウトされました。内容も凄く良かったですが、あのスライドの美しさは流石アドビさんという感じです。スライドが公開されたら要チェックですよ。
次にマネックス証券さん。これも凄い事例。RIAの素晴らしいインターフェイスの開発をアジャイルに開発されています。最初のリリースでは、あえてUIの美しさを下げた状態のちょっとショボイ(とはいっても結構きれい)状態でほぼ機能を実装してβリリースして、市場のフィードバックを受けて、2次リリース、大体見えてきたら本番では綺麗なUIで実装という感じでした。リッチなUIは綺麗なものは工数がかかるので、最初の段階はワイアーフレームでというストーリの優先順位づけの戦略は素晴らしいです。そして実際に成功しているのがなにより素晴らしい。チュートリアルを作って問合せ工数大幅削減!というのもいいです。これもスライドが公開されたら要チェック。E-Agilityでも是非講演していただきたいですね。
最後の嵩原さんの講演もとても良かった。UXの原則の話しをいろいろ聞けました。これはとても価値がある。どこかで再度講演したらいいのに!と思いました。詳しい事はtwitterのタイムラインで#bizriaで検索されるといいと思います。Togetterでまとめようかと思いましたが、ツイートが古いせいか、なぜか取得できず、、、無念。
※2011/3/20追記 ツギャッターありました BizRIAカンファレンスのまとめ - Togetterまとめ
このイベントは自分も講演者でしたが、UX系の話しがとっても沢山聞けて凄く勉強になりました。これらの講演は別の機会があったら是非見るべきと思います。ここで話しをするともったいない。
ほんま講演して良かったです。関係者の皆様、本当にありがとうございました!